症例紹介

胃拡張胃捻転症候群(GDV)

診断

胃拡張胃捻転症候群

症例

ホワイト・シェパード 11歳 避妊雌

稟告

吐きたそうにするけど吐けない

経過

上記主訴にて夜間救急受診。
血圧 163(111)86で循環は保てていたものの、血液検査にて乳酸1.8mmol/L、pH 7.301と代謝性アシドーシスを呈していた。レントゲン検査では、胃拡張及び捻転が認められたため、緊急的に胃捻転整復術および胃固定術を行った。幸い、不整脈は出ておらず、胃壁や脾臓の壊死も認められなかったため、術後も安定し、術後3日で退院。現在に至るまで、経過良好。

腹部レントゲン検査

腹部レントゲン検査

 術前:典型的なポパイサインと区画化されたガス陰影が認められる。

腹部レントゲン検査

 術後:胃包は縮小し、消化管全域に認められたガス貯留も消失している。

 →病気紹介の「胃拡張胃捻転症候群(GDV)」
ページはこちら

病気・症例紹介