モカは生まれた時からずっと家で育ててきた子で、大きな病気一つしたことの無い子でした。それがある晩、突然バッタリその場に倒れて起き上がれなくなり目もうつろで明らかに異常事態だと分かり、動物病院に駆け込みました。
その結果、脾臓に腫瘍が見つかり、摘出手術を受けることに。深夜だったにも関わらず、長時間の手術をしていただきました。かなり出血があり、いつ亡くなってもおかしくない状況だと聞かされ、一気に家族に緊張が走りました。
そこからは予断を許さない状況が続き、ほんの数日前には元気だった子だったのに、最後の望みをかけて輸血していただくことになりました。
これでダメだったら看取るしかない…本当に絶望した中でお見舞いに行きました。
ところが、懸命な治療と輸血のお陰でなんとか持ち直してくれて、信じられない気持ちと感謝の気持ちで一杯でした。元気に尻尾を振ってくれるモカを見るたびに、あの時輸血してもらっていなかったらどうなっていたか…と思います。
輸血したワンちゃんは飼い主さんもお忙しいだろうに、他の子に血をあげるためだけに病院に来てくれて、モカを救ってくださり、感謝してもしきれません。本当にありがとうございました。
(病名:腹腔内出血、脾臓腫瘍)